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第1防空師団()は、国家人民軍航空軍(東ドイツ空軍)が有した主要な編成の1つ。直属の部隊として運用された。 == 任務 == 第1防空師団の任務は、「ドイツ民主共和国南部領空の防衛」(Sicherung des südlichen Luftraums der DDR)と定められていた。 == 歴史 == 1952年8月13日、航空人民警察司令官による16/52号命令と18/52号命令に基づき、航空技術や空軍組織の運用に関する専門知識・ノウハウの維持を目的とした最初の航空部隊が設置される。これは航空隊(Aeroklub)と呼称され、兵営人民警察に属するものとされた。 1956年7月1日、これら航空部隊を統括する主要な編成として第1航空師団(1. Fliegerdivision)が設置される。その後、第1戦闘機師団(1. Jagdfliegerdivision)なる名称を経て1961年12月に第1防空師団(1. Luftverteidigungsdivision)と改名されたのである。 師団司令部と参謀部は共にコトブス飛行場内に設置されていた。この師団司令部は兵営人民警察コトブス支部(KVP-Dienststelle Cottbus)の組織を引き継いだものだった。またコトブスから離れたコルクヴィッツ(Kolkwitz)の掩蔽壕内にも、有事における司令部代替施設として第31師団指揮所(Divisions-Gefechtsstand 31, GS-31)が設置されていた。 1990年、共和国の崩壊を経て国家人民軍の解散が決定する。その中で第1防空師団も解隊した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第1防空師団 (国家人民軍)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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